海の魚はなぜしょっぱくないの?

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海水は塩辛いのに、どうして海で生活している魚はしょっぱくないの??こんな疑問を持ったことはありませんか?


管理人はお魚大好きで良く食べますが、塩鮭のように塩辛いのはちょっと苦手。ひものでも、塩辛い物が多いような気がします。でもその塩はあとから人の手によって、保存用に加えられたものですね。

つまり、海水で生活する魚はそのままでは塩辛くないのです。不思議じゃないですか??

今回は海の魚が何故塩辛くならないのかについてです。

海で釣った魚をそのまま食べるとどんな味?

海水から釣り上げた魚なんですから、しょっぱいとはいかないまでも、適度に塩分があり薄味の塩焼きくらいになるんじゃないでしょうか?薄味が好みの方にはちょうどいいんじゃないかしら??と、思いたくなるのですが、残念ながら不正解なのです。

なんの味付けもせずに焼いた魚(塩なし!)、お刺身にした魚(しょうゆなし!)、を食べると…

「ま、まずい。味が無い」

なんということでしょう。塩辛いどころか味気ないというか、脳が「ワサビ醤油」や「塩焼き」を強烈にインプットしているのかわかりませんが「美味しくない」という感想につきます。

釣りたてで試すタイミングは少ないかもしれませんが、お刺身やお寿司のネタをしょうゆにつけずに食べるとよくわかります。大トロが、まぐろの赤みが、鯛が、「うっす~~い味」になります。

どうして海水で生活する魚なのにしょっぱくないの?

あまりに詳しい解説はお魚くんにまかせるとして、ここでは簡単に説明すると、魚の体内に流れる「血」は海水の塩分濃度と比較して約1/3ということで、これは人間もほぼ同じなんだそうです。

陸の生き物も海の生き物も血の濃度は大体同じなようで、4億年以上も前に海から陸に上がった歴史を振り返ると、そこからほとんど変化していないことになります。

目で見てわかる変化では、歩行や、指の数や、骨の数や、空を飛んだり、様々な進化と退化による変化があるにもかかわらず、不思議ですよね。

「海水」と、生物の中に流れる「血」には深い結びつきがありそうですね。

海の中で塩分濃度を低く保つお魚のシステム

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お魚の中を流れる血の濃度が海水の1/3の塩分濃度とすると、そのままでは塩分の高い海水に魚の水分が吸い取られてしまいます。


これを防ぐために、お魚はせっせいと海水を飲み(体重1kg当たり1日に約200ml)、塩分を分解してから水分を吸収。不要な塩分はエラから体外に捨てます。

このとき捨てられる塩分は海水よりも濃縮された濃い物です。これを捨てるために、魚のエラには特別な細胞である「塩類細胞」が用意されているのです。

さらに尿もします。しかしこれはごくわずか。せっかく塩分を分解して薄くなった水分は自身の塩分濃度を保つために最大限に利用され、尿はとりこんだ海水の約1割程度に留まるようです。

海の魚は身から焼く?皮から焼く?

海水の魚がそのままでは塩からなくないということが分かったわけですが、せっかくなので美味しい焼き方をご紹介します。

魚は開きの場合、皮から焼くのか、はたまた身から焼くのか、意見がわかれる場合があるようです。本当はどちらだと思いますか?

正解は、「どちらでもいい」でした。

というとなんだか怒られそうですが、どちらでもOKです。皮から焼くというのは、「川魚」に対しての一般的な見解のようです。というのも、川で泳ぐ魚は川臭い場合がありますので、この臭いを飛ばす為に皮からよく焼きましょうということなのです。

なので、川魚も皮をしっかり焼くならば身から焼いても同じことですね。

お魚のムニエルなどで皮に粉をまぶしてある場合や、調理法によってもどちらから焼いた方がいいかは違ってきますが、どちらからじゃないと「まずくなる」ということはないので、安心してくださいませ。

いかがでしたでしょうか。素朴な疑問から書きましたが、何億年も前から血の濃度が変わっていないという、神秘的なところにも少し触れることが出来ました。

あなたの生活のお役にたてれば幸いです。
ではまた!

 

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