
はちみつは栄養豊富で滋養を高める高機能食品です。ご家庭にも常備されている場合が多いと思います。しかし!はちみつのやっかいなところは「固まりやすい」というところ。
これは上質なはちみつを購入しても同じ条件で結晶してしまいます。
はちみつは固まった時栄養や成分に変化はあるのでしょうか?
固まったはちみつは粗悪品になるのでしょうか?
今回ははちみつについて書きましたので、お読みください。
はちみつが固まる温度とは
これは気温が13℃から14℃と言われており、はちみつと言ってもいろいろな種類がありますが、そのほとんどがこのあたりの温度で結晶するということです。
この温度は冬の室温でもあてはまる場合があります。一度結晶したはちみつを中途半端に溶かして放置し、またあっという間に結晶した経験はありませんか?
はちみつは一度結晶するとまたそのようになりやすい傾向があるようです。
では、この固まったはちみつの戻し方を見てみましょう。
固まったはちみつの戻し方
(1)湯せんする
(2)電子レンジでチンする
(3)鍋で容器ごと煮る
(1)の湯せんはボウルなどに湯を張り、その中にはちみつ(容器ごとまたは必要な分だけとった容器)を浮かせて溶けるまで待ちます。このときすこしずつ(2)電子レンジでチンする
(3)鍋で容器ごと煮る
溶けてきた部分をスプーンでほぐしてやると更に溶けるスピードが速まります。
(2)の電子レンジですが注意しなければならないのは、いきなり900Wなどでコンビニレベルのチンをしないことです。というのも、はちみつを溶かす時注意する最重要項目として「温度」というのがあります。
はちみつは45度以上あたりから成分や味の変化が現れます。せっかくのミネラルや良質な栄養素が変化しない為には、低温でとかすことが非常に大切。
電子レンジに低温の設定が出来るのであれば、それを使ってゆっくりめに溶かしてください。味噌汁などの温め機能も良いようです。 Sponserd Links
なお、電子レンジで溶かす場合、プラスチック容器のはちみつは有害な成分が現れる可能性がありますのでおすすめ出来ません。ご注意ください。
(3)の鍋で煮ながら溶かす方法は、一番面倒かもしれませんが一番良い方法です。鍋に入れた湯の温度は50~60℃あたりを保つように温度計で確認しつつ、はちみつの成分が変化しないようにゆっくりと愛情をこめて溶かしていきます。
低温でゆっくりまわし溶かすはちみつが溶けると同時に、あなたの心のリラックス効果もあるかもしれませんね♪
はちみつが固まると粗悪品になるか
栄養もそのままですのでご安心ください。
ただし、固まったことによるざらつき感などで、舌触りが悪くなったり、「とろみ」が無くなることでパンなどにも付けにくくなったり…、という「感触」「使いにくさ」の観点から製品の質が悪くなったという風には捉える事が出来ます。
でもある方法を使うと、はちみつを結晶させずに保存できます。
その方法とはなんでしょうか。
裏ワザ保存方法ではちみつが固まらない!
これを踏まえて考えると、結晶しやすくなる温度の幅では無い状態で保存すれば、はちみつが固まることを防げるわけです。
その保存方法とは「冷凍庫での保存」です。冷凍庫に保存したら結晶どころかカッチカチになってしまいそうですが、そうはなりません。
はちみつが低温により凍る温度は-20度~-25度と言われており、一般の家庭冷凍庫を使う分にはそこまで冷えることが逆に難しいです。
冷凍保存したはちみつは固まることはありませんが、とろみが重くなります。購入したときの「とろ~ん」としたとろみが必要な場合には、冷凍庫から出したはちみつを室温で数分もどしてから使用すればOKです。
はちみつの一日摂取量の適量とは
でも、パンにも、ホットケーキにも、紅茶にも、牛乳にも入れたい!はちみつを使う時は「たっぷりが美味しいのだ!」というあなた、というかわたし。そうですよね、たっぷりはちみつが美味しいんです。でも一応、適量を知っておきましょう。
その適量とは、成人1日おおさじ1~3杯だとか。ちょっとぽっちゃり目の方、中性脂肪が気になる方は1日1さじ程度にした方が良いようです。
※はちみつのカロリーは100gあたり294kcalで、大さじ1杯(21g)は62kcalです。
ミツバチの恩恵には美肌や薄毛、安眠、アンチエイジングなどいろいろあります。ですが糖分もたくさんあり、高カロリーなので適度に召し上がってくださいね。
あなたの暮らしのお役にたてれば幸いです♪
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